水飲んで多少はオェってなってたけど、静かなること林の如くですな。

スラウェシ

ガコン!と大きな音とともにプレス機は停止した。「ヴォクジャナイヨ、ウォカムォトサンガワルインダヨォ。」とチャパノーイ・ソムタック(チャパ)が言った。いや、岡本は私の近くで雑用をしていたので今回は明らかにチャパのミスだった。チャパは今月に入って既に2回も機械を停めている。しかも今日の朝も工場長から連日の遅刻を咎められていた。もし今回のプレス機停止がチャパの責任になれば、おそらくチャパはクビになるだろう。お世辞にも優秀とはいえないチャパであったが、彼には仕事を続けなければならない理由があった。チャパはラオスから日本に出稼ぎに来て、その給料のほとんどをラオスに送金している労働者だ。そして来年から彼の妹のスルミアティがラオス人としては初めてインドネシアスラウェシ島にある「清純乙女塾東南アジア支部」に入塾する事が決まり、ラオス政府からいくらかは補助金がでるとはいえ、莫大な金が必要だった。昨晩も寮で相部屋の私に自慢の妹の写真を見せ、時には涙を流し、時には声を張り上げ喜んでいたのだ。工場のみんなはそんなチャパの事情を知ってはいたが、今まで同じように機械を停めるミスで首を切られた仲間を何人も知っているので、チャパのミスを自分のせいにしてまでかばう余裕があるはずもなく、結局チャパは工場長室に呼ばれた。チャパの必死の抗議が工場内にも聞こえてきたが、その最後のあがきも実らず30分後チャパがうなだれながら目に涙を浮かべて出てきた。そしてその日のうちにチャパは荷物をまとめ寮を後にした。これで間違いなくチャパの妹のラオス人最初の清純乙女塾への入塾の夢は断たれるだろう。しかし、現実にはそれも仕方のないことなのである。全世界の乙女達が入塾を夢見る清純乙女塾とはそれほどまでに狭く険しい門を持つ気高く崇高な聖地なのだ。
ボスみたいにリアクションで注目されるのはさすがに違うとは思うんですけど、本当にビックリするぐらい喋らんね。娘。は別で出てんだからシャッフルは他のメンバーが前出りゃいいのに。まぁ、ランキングで11>7>5だったんで喋ってんのが娘。ばっかりでも客がウザくても歌の時のカメラワークがダメダメでも全然オッケーなんですけどね。関係ないけどミキチ〜は僕(イ反)と同じカバン持ってんだね〜。