蟲師 2巻 漆原友紀

蟲師 2巻

「綿胞子」は生物の生きのびることへの執着とか親が子(たとえ人間ではなくとも)を思う気持ちの強さとかが感じられてなんだか恐ろしくなったり。
とは言え2巻はとにかく「筆の海」に尽きますな。
蟲に体を侵蝕させながら、蟲を愛でつつ、蟲を封じるあるひとりの娘っこの物語。一生を蟲を封じ込めるためだけに費やすなんて切な過ぎるけど、それを受け入れる強さがすごいなと思いました。
ええ、もちろん淡幽萌えですよ。